こんにちは、むあです。
今回は、歌舞伎座の八月納涼歌舞伎『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)』観劇の感想をお話します。
2016年から上演されている「弥次喜多シリーズ」の最新作ということで、注目されている作品。夏らしい清涼感たっぷりの舞台でしたよ。
歌舞伎座『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)』の概要・キャスト
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』の概要
江戸木挽町の歌舞伎座で、大道具のアルバイトをしている弥次郎兵衛と喜多八。二人は一攫千金を夢見てお伊勢参りに出発し、旅の途中で出会った若侍の梵太郎と供侍の政之助を道連れに、ラスベガスへ行ったり、殺人事件を推理したり、地獄へ行ったりとさまざまな騒動を巻き起こし、ピンチを切り抜けてきました。伊勢神宮の花火で天高く打ち上げられてしまった二人でしたが、あれから3年――。弥次喜多の二人は遠く離れた無人島に飛ばされ、何とか生き延びていました。あの手この手で長崎に渡り着き、古巣である歌舞伎座の苦境を知ります。歌舞伎座に戻るため、多くの人に出会い、立ちはだかる試練を乗り越えながら、新たな珍道中を繰り広げます。
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』の主要キャスト
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』を観劇した感想!【八月納涼歌舞伎2022】
ご時世的なこともあり、まずは無事上演されたことに安堵しました。ここからは、ネタバレ含む内容になりますので、ご注意くださいね。
『弥次喜多流離譚』の舞台は、装飾の雑な感じが良い味を出しています。大好きな長崎も場面に出てきましたが、文明堂のカステラ、ボロい教会、手作り感が良かったです。
舞台の見どころ、本水の演出も夏らしいですね。映像ではなく、実際に大滝の水でビシャビシャになっているので、見応え抜群でしたよ。
歌舞伎はお稽古期間が短いので、前半の公演は大変だろうなと。この量のセリフと踊りを叩き込むのは、苦労も多いだろうなと思いました。
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』注目キャストの感想!【八月納涼歌舞伎2022】
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』キャスト|松本幸四郎(弥次郎兵衛)
ひたすら可愛いです。弥次郎兵衛の宙乗りに怯える姿が、個人的に萌えポイントでした。
息子である染五郎さんの頑張りに対するアドリブも楽しかったです。
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』キャスト|市川猿之助(喜多八)
幽霊姿も似合うし、コメディがお得意なので、最高に面白かったです。
演技と関係ないですが、猿之助さんって足がすごく綺麗なんですね。美脚に驚きました。
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』キャスト|市川染五郎(伊月梵太郎/娘オリビア)
八月納涼歌舞伎は若手役者活躍の場ということもあり、メインキャストでしたね。
ただ、二役を演じる上での衣装の早替わりがしんどそうで、心配になるレベルでした。踊りの場面など真剣な姿が素敵でしたね。
歌舞伎座『弥次喜多流離譚』キャスト|市川團子(五代政之助/娘お夏)
若手メインキャストの1人でしたが、衣装の早替わりが大変すぎて、汗の量がすごかったです。
八月納涼歌舞伎は若手役者にとっては訓練の場、成長の場なんですね。堂々とした演技が素晴らしかったです。
「東海道中膝栗毛 弥次喜多シリーズ」過去作品の配信もおすすめ
1|『東海道中膝栗毛』
2|『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』
3|『弥次喜多』
まとめ:歌舞伎座『弥次喜多流離譚』を観劇した感想!【八月納涼歌舞伎2022】
『弥次喜多流離譚』は、2022年の夏を感じることのできる元気で笑いのある舞台でした。
2等席以上の座席であれば、まだチケットがあるようですので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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