こんにちは、むあです。
ついに星組さんの次期トップ娘役について、方針が劇団から発表されましたね。今回は「星組次期トップ娘役不在」という選択に関して、現役コンサルタントが分析するとこのような見え方になるというお話しをしていきたいと思います。
個人的な感情は抜きにしての見解なので、読んで少しでも不快だと思った方は途中でやめてください。批判的な意見があっても訂正などはしませんので、了承いただける方のみよろしくお願いします。
宝塚「星組次期トップ娘役不在(やもめ)」をコンサルタントが分析するとこうなった
まず最初に、星組の次期トップ娘役の方針を決める上で、大前提となる判断の基準は「宝塚歌劇にとって最大の利益をもたらす選択であること」です。
宝塚歌劇はボランティア団体ではないので、利益をうみ出し続けなければ、人も雇えない、給料も払えない、舞台に必要なものも買えないとなり、存続し続けることができなくなります。
そのため、110年に渡り続いてきた歴史を閉ざさないために、宝塚歌劇にとって利益をうむための経営判断をすることが根幹にはあり、今回の「星組次期トップ娘役不在」という決断に至ったとみています。
つまり、星組次期トップ娘役の方針は「①次期トップ娘役を選任する」か「②次期トップ娘役を選任しない」かの2択になりますが、②を選択することが「宝塚歌劇にとって最大の利益をもたらす選択であること」と判断されたということです。
②を選択することは多くの批判が出る懸念もあります。しかしそれは、過去の歴史から見ても明らかであり、宝塚歌劇としては批判はわかった上での判断です。
一方で、①を選択すれば批判はでないのかというと、そうではありません。「なぜAさんじゃなくてBさんがトップ娘役なのか納得できない」など批判はでます。
どちらにしても批判がでるのであれば、より宝塚歌劇にとってメリットがある方を選ぶということになります。
結果的に②を選ぶことは、話題性にも繋がり宝塚歌劇としての変化材料になる、固定のトップ娘役を意識しない作品を上演できるなどのメリットがあるため、それによって集客が見込めるという結論に至ったのです。
「歌も芝居もダンスも得意なCさんはトップ娘役にふさわしい人材なのに」ということを思う方もいると思いますが、それはファン目線の意見であり、単純に「礼真琴さんの相手役として星組の次期トップ娘役に選びたい人材がいなかった」だけです。宝塚歌劇には宝塚歌劇のトップ娘役とする基準があり、それを満たす人がいなかったということです。
また「娘役を軽視している」ということも議論する必要がない意見です。なぜなら、宝塚歌劇が利益を還元する必要があるのは阪急阪神ホールディングスの株主であり、生徒さんの利益追求を目的として運営しているわけではありません。
さらにはトップ娘役が空席になることが過去の前例でわかっていながら在籍しているという時点で、その可能性を理解していることになりますから、納得するしかありません。
したがって、宝塚歌劇の方針は間違っていないと思いますし、これからも応援していきたいと思います。いいねと思っていただけた方はポチッとしてもらえると嬉しいです。